現代語訳 学問のすすめ(河野英太郎 著)読んでみたよ(書評 前編)

備忘録

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
今回も図書館で借りた本の書評です。
知らない日本人はいないんじゃないか⁈福澤諭吉先生。
センター倫理では必出題項目です。

以前姉から、「初めて現代語訳の『学問のすすめ』を読んでみたんだけど、これが結構奥深いよ」と聞いていたので早速読んでみました。
発行された当時は10人に1人は手に取ったと言われるぐらいの名著。

そもそもなぜ学ぶんだろう?と思っている高校生、
良いビジネス書ないかな…と思っているビジネスマンにぜひオススメの一冊です。3分で読めますよ。

「天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず」

Rin
Rin

福澤諭吉先生といえば、何か思いつくワードは?

迷える子
迷える子

「学問のすすめ」
1万円札の人。

高校倫理を学んだことのない人でも、日本人なら誰でも知っている福澤諭吉先生。
1万円札の人ですね!
Rinはいつも授業で福澤先生を扱う際、このエピソードを最初に話します。

 

福澤諭吉は下級武士の出身で、幼い頃同じ武士の子どもたちと川で遊んでいました。
そこへ、みすぼらしい様相の子どもがやって来ました。おそらく、えた・非人とよばれる階層出身こ子どもです。
近寄ると異臭を放ち、諭吉らは石を投げてその子たちを追いやったそうです。その話を家に帰ってから母親に話したところ、
「諭吉、その子たちを明日我が家に連れておいで」と言われたそうです。翌日、その粗末な子どもを連れてくると母親は何も言わず、お風呂に入れてあげ、母親のお気に入りの櫛で髪をといてあげたそうです。
髪にはたくさんのシラミがいたそうですが、そんなの気にせず髪をとき続けました。ご飯を食べさせて、帰したそうです。
その後、諭吉には何も言わなかったそうです。諭吉の行動を責めるでもなく、何事もなかったように日々の生活に戻ったそう。

母親のその姿を見て、諭吉は「人に上も下もナインダァ〜」ということに気づいたようです。
母親って大事ですね。

共通一次でチェックしておきたい福澤諭吉先生のワードとしては…
・天賦人権論  ・脱亜論
・独立自尊  ・実学
それぞれのワード解説はまた今度(笑)

「実学」=実際の生活に役立つ学び

福沢諭吉先生のワードでRinが一番推しているワードが実学です。

迷える子
迷える子

「実学」って何ですか。

Rin
Rin

生きていく術を身につける学問のことです。

迷える子
迷える子

文科省がいう「生きる力」みたいなものですか?

Rin
Rin

そう!そう。

Rinは授業をしていてよく思います。
「〇〇年に△△で■■事件が起きた」こんなことをインプットさせて何になるのだろうか…と。
2020年を生きる生徒たちに19世紀の出来事を今にリンクさせて考えさせたり価値を見出せる授業を展開するってすごく難しい…

「どこか遠い国の昔の『面白い』話」と受け止められれば良いところかもしれません。
そんな苦悩は過去記事にも書きました。よかったらどうぞ!
実学とは…「読み書き」「計算」「帳簿付け」などや過去を振り返って今に活かす「歴史」、家計から国家までそのやりくりを学ぶ「経済」、人としての道を学ぶ「道徳」、宇宙の物質や性質の働きを学ぶ「物理学」など
こう見ていくと、国語も算数も歴史も道徳も全て学校教育で行われています。
しかし、どうも「実際の生活に役立つ学び(実学)」になっていないように思います。
テストのための学習に成り代わっている気が否めません。

現代の実学って何?

現代人に必要なスキル(実学)って何だろう…と考えると、
やはり社会人基礎力に行き着くような気がします。
社会人基礎力についても詳しく書きたいなぁ〜

社会人基礎力
①前に踏み出す力(主体性など)
②考え抜く力(課題発見力・創造性など)
③チームで働く力(発信力・傾聴力など)
テクノロジーが発展し、AIが登場し、予測不能な未来が待ち構えている現代の実力って、
「答えのない問い」にどれだけ向き合えるか⁈にかかっているのかもしれません。
そんな実学をどうやったら学校教育で身につけることができるのか⁈日々試行錯誤していかなければ!と気持ちを新たにできました。次回、後編ではもう少し踏み込んだ内容を見ていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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