ガン教育で外部講師に求められているもの

ガン

このブログ、サブタイトルにもあるように、「~教育と育児、ときどきガン~」について書いていこう!と始めたんですが…なかなかガンについての記事を書いていませんでした。
というのも、治療完了してもうすぐ丸3年。
だんだん「当たり前の尊さ」を忘れて、当たり前の日々が送れるようになって…ブログに書くようなガン記事もなくって。

でも私の「戒」にガンは確実になっている。今も昔も。
という事で久しぶりにガン記事です。

「伝えたい」が溢れ出てきた

ガンの告知を受けたとき、「なんで私なんだろう…」「なんで今なんだろう…」と思いました。
日頃から健康オタクで玄米食べて、きび砂糖の世界で生きていた私。

「他にも食生活が乱れていたり、不健康な人いっぱいいるじゃん。なんで私⁈」と思っていました。
告知当時、息子を出産して3ヶ月だったので、「この子が小学生に上がるとき、私いないのかな…」と思うと、とっても辛かったです。今思い出しても泣けてきちゃう…

そんな時、姉が
『Rin、病気にはメッセージがあると思うんだ。「働きすぎの人には体を休めなさい」とか
「傲慢な人には、弱い人の気持ちを知りなさい」とか。きっとRinにもRinなりのメッセージがあると思うよ。』
と言いました。けど、なかなかそのメッセージが見つからなくて…
3ヶ月の辛い治療で本当にいろいろなことを学びました。
「誠実さとは何か?」
「人の痛みに寄り添うとはどういうことか?」
「世界は案外捨てたもんじゃないな」とか…過去記事も書いてあるのでよかったら読んでみてください。



治療が終わる頃、私は自分の経験や思いを「伝えたい!」と強く思うようになりました。
特に、Rinの大切な生徒たちに。
そしてようやく病気のメッセージに辿り着きました。
「なんで、現役教師の今だったのか?。それは、目の前にいる生徒たちに伝えるためだったんだ。」

勤務校は多くの看護師や介護福祉士を輩出する医療系の学校です。
ナースの卵たちに「伝えるため」に「今、ガンになったんだ」と府に落ちました。

ガン教育で大切なこと

今まで勤務校や母校、病院で研修医の先生に向けて講話をして来ました。
職業柄、整理して話すのは得意だし相手のウケも良かったので特段困ってはいませんでした。
ただ1つ、「繋がり」が個人の関係に依存していたため、
「話をしたいんだけど…場所がない」ということに悩みを抱えていました。

そんな時に発見したのがこちら↓
NPO法人がんサポートかごしま の外部講師オンラインセミナー。
ここで「繋がり」を作り、新たな活動の場を見つけたい!と思って参加しました。

当日のスケジュールがこちら↓
外部講師研修スケジュール(WEB公開用)
みっちり2日間のスケジュールが組まれていて、講師の先生方の話もすごくよかったです。
中でも副島賢和 先生の話が心に残りました。

「明日を諦めないと生きていけない」子どもたちがいるということ。
それを幼い体で感じなければいけないと思うと涙が止まりませんでした。
生きることに一生懸命な子どもたちと、大人に盲従する勤務校の生徒たち…
主体的に生きるって何なんだろう…と自問自答した講座でした。

繋がりたい!と思って参加したこの講座でしたが、当初の目的以上の気づきがありました。

がん教育には入念な事前準備が必要

どの授業も入念な準備って必要。準備の量が授業の質を左右すると言ってもいいぐらいです。
がん教育においても然り。
Rin自身、講話に行く際は「話の組み立て」や「落とし所」「伝えたいこと」「どのターゲット層に何を残すか?」など結構考えます。特に相手が小学生だった場合、使う言葉や相手の語彙力を考えています。

今までは1回限りの講話で伺うことばかりでしたが、がん教育・外部講師セミナーを受けて

  • 事前の学校との打ち合わせが必須
    「ここ3ヶ月で大事な人・物を失った生徒はいませんか?」と必ず事前把握し、生徒の実態を知っておく事が大事!

このことに気づかされました。
母校で講和した際、最後の感想を話してもらった時に
「私も小さい頃、脳腫瘍で入院して…」と声を震わせながら話してくれた女の子や
「未来は大人が決めるものだと思っていた。けど、Rinさんの話を聞いて、自分で決めていいんだって思いました」と泣きながら話してくれた両親が離婚したばかりの1年生がいました。

その時、色々な子どもがいて、みんな小さな心で頑張って今を生きているな…と痛感しました。
事前に生徒情報がわかっていたら、その子に視線を向けて「あなたに向けたメッセージだよ」と意図を持って授業を展開できるので、やっぱり事前打ち合わせは必須!ということに気づきました。

2021年〜がん教育を全面実施

新学習指導要領で「がん教育」が明記されたというのは知っていましたが、今後はさらに「がん教育」の需要が高まっていきそうです。なんせ2人に1人が罹患する病気ですからね。

がん教育・外部講師セミナーでモデル校の事例をいくつか拝見しましたが、まさに単元に基づく授業でした。
1時間目:「がんとは何か?」を医学的・生物学的観点から考察
2時間目:がん患者の体験を聞こう
3時間目:振り返りの時間

というように構成がきちんと作り込まれていて、それぞれの授業の「本時の目標」があって…びっくりしました。
そして、1回ぽっきりの講話ではいけないな…と思いました。がんを正しく理解するために。

話の設計を考える!(最後は明るい未来に)

「がんって周りの人に言うと、変に距離を取られたり、同情されたりするから隠している」
「がんって死ぬんでしょ?」
「あいつはクラスのがんだ!」など「がん」ってマイナスワードのような気がします。

Rin自身はそうは思っていません。がんは私の一部であり、がんによってちゃんと「生きる」ようになったので、隠してもいません。(隠すと「がん=なんか悪いモノ」って自分自身が認識しているようで嫌なんですよね)

講話をする際にも意識して、がんをネガティブワードとしてとらえない展開にしています。
がん教育・外部講師セミナーでも同じ事を言われていました。
授業の最後は明るい未来をもてるような展開に意図的にしているようです。
これってとても大事だな~と思いました。

まとめ

学校教育にがん教育は今後、必ず必要になります。
その際に活躍できる「がん外部講師」。
闇雲に自分の体験談を語るのではなく、大切にしなければならないことがあります。
例えば…

・学校側との入念な打ち合わせ
・明るい未来を想像できるような話の展開
自身の体験をよりよい形で伝えられたらいいです。がんばるぞ~
最後までお読みいただきありがとうございました。

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