ティール組織から学級経営を考える

学校教育

みなさん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか?
ここ最近クラスの状況を見ていてちょっと感じることがあったので、今日はそのモヤモヤをまとめてみようと思います。

学級経営に行き詰まっているそこのあなた!
Rinと同じように強制・高圧的な支配ではない方法を模索しているそこのあなた!3分で読めます。
ぜひご一読を。

「先生は同じ事されたらどう思いますか?」

ある生徒が日記に書いてきました。
「どうして副担任の先生は私たちを見下したように、上から顎を突き上げて話をするんですか。
自分がされたらどんな気持ちですか。
そんな態度の先生の言う言葉は聞く気になれません。」

この日記を読んだときに、「来るべくしてきたなぁ…」と感じました。
と言うのも、最近、副担任の先生は事あるごとに口うるさく注意をしていました。
その言い方がなんとも嫌味で…
例えば、帰りの会。いつまでも騒がしくってなかなか定刻に始められません。
私はそんな時はいつまでも放っておきます。
帰る時間が遅くなるのは生徒自身で、バスに間に合わなくなるのも生徒。
困るのは私ではなく生徒なので、黙って待っています。

しかし、副担の先生は、「いつになったら始められるんですか? 時計は読めませんか?」
「周りを考えて行動しなさい」とか…子育て中のお母さんがガミガミ言っているような、あの感じでした。

おそらく副担の先生は、担任が何も言わないから「僕がなんとかしなきゃ!」という思いに拍車がかかったのかもしれません。
副担の先生は3年目で、とってもやる気があり、まっすぐです。
その生徒の日記を見て、「先生、〇〇さんがこんなことを書いてきています。何と返せばいいかわかりません。」と話してくれました。

そうやって相談してくれるところが彼の良いところだなぁ~と本当に思います。
もしも彼のように素直ではなく、自らを省みない教員なら、
「文句を言いやがって。」とか「生意気な!」とより高圧的・強制的な発言が増えたと思います。

しかし彼はそうではなく、「僕が望んでいる姿と彼らが受け取っている僕の姿が噛み合ってないなぁって反省しました。
僕はついつい隣のクラスを見たり、先輩たちを見たり、しっかりしている生徒と今のクラスの現状を比べていました。」と素直に分析していました。
生徒の意見を受け止め、自分の行動を分析し良い気づきを得ているところが素晴らしいなと思います。

とりわけ私は、他のクラスと比較しないように意識しています。
私自身も他の教員と比較されると嫌なので…「自分にして欲しくないことは、相手にもしない」というキリスト教の「黄金律」に則っています。(倫理の先生っぽいね!)

「入学当初の彼らと比べて今はどうかな?」とか、「1年が終わる時、彼らにどうなって欲しいかな?」ということを考えるようにしています。
今、完璧にできてなくても、一年後求める姿になっておけば良いので…とガミガミ言いません。

短期間で制圧したものこそ、一瞬で崩れる

そこで、副担の先生にこんな話をしました。
「時間を見て行動できたり、提出物出せくてもその理由を自分で報告できるようになったり…そんな当たり前ができるようになるには長い目で見るのが大事だよね。
急に良くなったものは急に崩れるよ。」と話をしました。

そして、ティール組織(学習集団モデル)の話をしました。
これは学級経営だけではなく、チームや組織でも当てはまる概念です。

ティール組織とは?

1番古い組織形態=レッド型
ヤクザやギャングなどがこのタイプと言われ、圧倒的に強い人(ワンマンな人)が恐怖によって支配するのが特徴です。

個人の力に大きく依存した組織形態なので、個人が変わると再現できないという特徴があります。
例えば…「〇〇先生の時は静かでクラスが機能していたのに、△△先生になった途端、学級崩壊だよね」というような例は前年度レッド型の組織だった可能性が高いです。

 

2番古い組織形態=アンバー型
軍隊などがこのタイプと言われ、権力・概念・精度が組み込まれた組織が特徴です。

組織の中で割り振られた階級や役割を全うするので、再現性は高い組織形態と言われています。
ただ、ルールを守り上からの指示を待つ(トップダウン)ので、変化に順応できないという特徴もあります。

3番古い組織形態=オレンジ型
一般的な日本企業がこのタイプと言われ、ある一定の枠はあるものの個人の能力・成果を評価する組織が特徴です。

個人の能力を評価するあまり、数字や利益を追い求め人間を機械化してしまったという現代の企業の問題点もあります。

4番古い組織形態=グリーン型
活動しやすいような雰囲気や組織形態から家族のような組織と言われています。

前段階の失われた人間性を取り戻すべく、一人ひとりの主体性を大事に意思決定に重きを置くのがこの形態です。

最も新しい組織形態=ティール型
強権を持つリーダーはいない、みんなで意思決定する組織

このスタイルのクラスを作るのは至難の技ですね。この組織は、全員がその組織の社会的使命を理解して共通認識を持っていることが大前提です。
「組織(クラス)にとって最善のこと=自分にとっても最善のこと」と目標を持てる生徒がどれだけいるか…難しいところです。

テール組織に当てはめると、副担任はレッド型のスタイルをしていました。
私は…というと、グリーン型を目指しているけどオレンジ型だなぁ〜と反省しました。
この概念を知っているのとそうでないのとでは、組織(学級経営)を捉える上で大きく違うと思います。

今回の記事にはこの本が影響しています。

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教員だけでなく、チームリーダーや経営者、人事考課を行う方…みなさんの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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