理想の教師像を考える〜教員採用試験にも使える?〜

学校教育

みなさん、こんばんは。今日はLHRで話した内容を書きます。
私は今年度、職業系の学科(看護学科)を担当しています。この時期、多くの生徒が履歴書の練習をします。
履歴書を書く時に「なぜ、看護師になろうと思ったの?」「理想の看護師像は?」とクラスの全員に聞きました。
履歴書を見る中で、看護師に対する想いも様々ですごく良い志を全員持っているなと感じました。
と同時に、「そもそもなんで私は先生になったんだろう…」と自身を振り返る機会を得ました。
教員になる際には必ず考える「志望理由」・「理想の教師像」。
綺麗事ばかりだと現実味はないし、なかなか思うような言葉が出てこない…なんて悩む大学生も多いのではないでしょうか?
今日はそんなあなたに向けて、私の体験+αを書いてみます。3分で読めますよ!

何かのきっかけが大きな道になる


私は中学三年生の時に父が不慮の事故で亡くなりました。
私は4人姉妹の末っ子で、母は父が亡くなる前から病気で入院していました。私たち姉妹は「この先どうやって生きていけばいいんだろう…」と途方に暮れて、ものすごく落ち込みました。

その時に担任だった先生が手紙をくれました。その手紙の内容は今でも忘れません。
「どんなに辛くても忘れてはならないことが3つあるよ。
①朝、家族とあいさつをすること
②ご飯をちゃんと食べること
③ちゃんと寝ること
この3つは忘れないで」と手紙に書いてありました。

その時、私は初めて「私や私の家族以外で、こんなにも私のことを考えてくれる人がいるんだ」ってことを知りました。そして「私もこんな人になりたい!」と思うようになりました。
そこからちゃんと勉強を始めて、素敵な世界史の先生に出会ってこの道を目指すようになりました。

大学を卒業する間際に「理想の教師像」について考えました。
今も昔も変わらず、私は「生徒の成長を自らの成長と考え、生徒の喜びを自らの喜びと感じられる」ような、そんな教師でいたいと思っています。

教師としての職務が長くなればなるほど、「教えてやっている」という感覚や、生徒ー教師という上下関係ができ、それに違和感を感じなくなってくるように思います。
けれど、私は常にフラットでいたい。「あなたも私も同じ地球人で、そこに上も下もない」という上下定分の理を反するような教員でいたいなぁと思います。

そのためには生徒と同じ目線で、同じ方向をむいて一緒に向かっていかなければなりません。
そのこと、日々の激務で忘れそうになるので「戒」として持っておきたいです。

私の体験+α

今年度、一緒にクラスを持っている副担任の先生が非常に良い!
情熱もあるし、一生懸命だし、何より傾聴力が半端ない!
彼と話しているとなぜかついつい話しちゃう…というぐらいコミュニケーション能力が高いです。
そんな副担任の先生のスピーチが、これまたいい話だったのでここで+αとして書きます。

僕が看護師として働いている時のこと。
僕はベテランナースと夜勤の担当になりました。夜勤って人数も少ないし、やることも多い。
結構大変なんだよね。

その日は、状態が不安定な患者さんがいて、息をするのも一生懸命で…そんな姿を見ると僕はなんとかしてあげたい!という気持ちでいっぱいになりました。けれど、ベテランナースが言った一言が今でも忘れられない。

「今日じゃなければいいんだけど…」

その一言に僕は嫌悪感すら感じたんだ。
今にも消えそうな命を懸命につなぐ患者さんがいるのに、ついつい自分の都合ばかりを考えて、時間の余裕がないにしても、看護師として言ってはならない一言だと思った。
けど、僕は、自分の思いをそのナースに言うこともできなかった。大人になったり、社会に出たら、年配の人に思うような意見が言えなかったり、自分の無力さを感じたり…きっとみんなもする。
でもその時に僕は、こういう心ない人が看護師になるのではなく、相手の苦しみに寄り添い、「もし何かあっても僕がちゃんとみています」と言えるような看護師さんを育てたい!と思って、今先生をしています。

心に響いた!生徒たちの感想

・すごく心に響く内容だった。先生の話を聞いてそんな看護師にはなりたくないと思った。実習に行った時には1分1秒を大事にしたい。
・自分の夢を目指す理由も色々あって、目指す理想の姿も色々な人や出来事に影響されているんだと思いました。
・様々な人が様々な考えを持っていていいなと思いました。なりたい自分になるために頑張ります。 ・患者さんに寄り添えて安心してもらえるような看護師さんになりたいです。
・多くの人には辛い過去もあったりして、それを乗り越えて夢を叶えている人もいるし、仕方なく諦めた人だってきっとたくさんいると思う。僕はこれから「こんな看護師に絶対なる!」ってしっかりと心に決めて目標を持って日々過ごしていこうと思う。
・自分は親生きてるし元気だしいつも感謝を伝えられていないから、しっかり伝えようと思う。
・何かのきっかけが大きな道になるんだなぁと思った!!

などなど…みんな感じる心を持っていてとっても嬉しくなりました。

教採に使える内容かは分かりませんが…やはり「あなたしか語れないエピソード」に人は心を動かされます。教員採用試験も就職の面接も大学の志望理由書もそうです。
ぜひ一度、自分の経験を掘り返すことをお勧めします。

私が出会った素敵な看護師さんの過去記事もよかったらどうぞ^^

最後までお読みいただきありがとうございました。
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