歴史はドリルではないー世界史を学ぶ意義とは?ー

学校教育

みなさん、こんにちは。
つい最近、新任の先生から相談を受けました。

新任先生からの相談を受ける

その先生は授業へ行くクラスの生徒から、「先生、日々題が欲しい! 作ってください。」と言われたそうです。

そしてどんな問題がいいか悩んで私に相談に来ました。
詳しく聞いてみると、その生徒は毎朝自分で世界史の問題を作って解いているとのこと。
「ずいぶん勉強熱心だね〜」と言うと、
「問題を作成して解答するのにすごく時間がかかってしまうのが悩みのようです。だから、僕にプリントを印刷してほしいと言ってきました。先生はどんな問題がいいと思いますか? 」と言うのです。

「そもそも」論を考えることの大切さ

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私は、「そもそも何で宿題がいるんだろう?」と新任の先生に聞きました。
すると…その生徒は東大を狙っていて、入学してすぐの今、やる気に満ち溢れているんだと。
「すごく勉強したいんだ! という生徒の気持ちに答えてあげたいんです。」と言って、新任の先生は一問一答形式の問題やセンター試験のような選択問題を一生懸命探していました。

しかし私は、「そもそも宿題が要るのかなあ?」ということを問いかけました。
「生徒は今、授業でインプットばかりしている。だからアウトプットの必要性を感じていて、自分の力がどの程度なのか知りたいそうです。数学でも日々題が出ていて、それと同じように世界史でも毎日出してほしいそうなんです。」と新人の先生は言います。

ますます、私は「??」と思うようになりました。数学の日々題のように一問一答のドリルみたいな、ひたすら繰り返すドリルをすることに何の意味があるのだろう…

「誰でもできるようなそんな作業、AIの方が得意だし正確だし…そんなドリル、1年生の今、必要かな?」と聞きました。
そして、「世界史はドリルじゃないよ。『1555年にアウクスブルクの和議が出された』という単なる言葉と言葉の組み合わせを覚えるドリルでは世界史を学ぶ意義とか価値は全くないと思う。歴史を学ぶ時に一番重要なのは、「なぜそんなことが起きたのか?」とその時の人々の社会背景や心情を考察したり、「その後の世界はどう変わったのか?」と歴史的な広い視点をとらえることが大切だと思うんだ。」
と話しました。

すると、「確かにその通りですね。」と納得されました。
そして「先生ならどんな課題を出しますか?」と聞かれました。

アウトプットに最適、プレゼンテーション

「私なら、アウトプットのための課題として一番いいのは論述やプレゼンテーションの課題だと思うよ」と言いました。
このような出題形式の問題は、頭の中に単語だけあっても答えることはできません。
体系的に世界を捉え、自分の言葉で説明することに世界史を学ぶ大きな意義があると思います。
それにしても、意識高い系の1年生を私のクラスの受験生も見習ってほしい!ものです…。

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