高校倫理-第1回-「第二の誕生はアップデートする」

授業記録(倫理)

みなさん、こんにちは。
新学期が始まったもののコロナの影響で授業もできず、悶々とする日々が続いています。
他の学校ではどうやってこのピンチを乗り切っているのか…。
私はひたすらZOOMを使ってオンライン授業中です。

「第二の誕生はアップデートする」

新学期が始まって、倫理の授業も第1回目が行われました。
まさかのオンライン授業で初回を迎えました。

どの教科書も最初に扱うのは「青年期」です。

人間とは何か?とか、自分らしさとは?とか、アイデンテティとは?など
思春期まっただ中の生徒達へ向けた内容で授業を展開します。

 「他人」と「自分」の違いに気づいたことはある?

中学生や高校生の時期は「僕とアイツでは大事にしていることが違うな…」とか「同じ人間なのに、こんなに違いがあるのか…」とか自分と他人との違いに大きく揺れ動かされる時期です。

この気づきはすごく大事で、もしも人間がずっと一人で生きていたら
人はきっと寂しいし、自分の良さも他人との違いにも気づきません。
つまり、人間は他人と比べてみて初めて真に自己を理解するのです。

アメリカの社会心理学者 ミードのキーワード

主我  ⇆  客我 (自分から見た自分)⇆(他人から見た自分)
人間はこの2つの視点から真の自己を理解していく

迷える子
迷える子

自分と違う誰かがいて、その誰かと自分を比べる事で自分がわかるって事ですね。

「第二の誕生」はいつだろう?

「第二の誕生」というキーワードはフランスの思想家であり、教育学者でもあるルソーの言葉です。

人間は二度生まれる。一度目は生を持った人間として、二度目は男性・女性としての性を持った人間として…  (ルソー『エミール』)

授業中に生徒達に聞くと、「イマイチ感じた事ありませんね…」という生徒もいれば、「すごく仲良かった男の子が、急に男性のように感じる瞬間があって…なんかショックだった」とか様々な反応が返ってきます。

中には「まだ、第二の誕生をしていないのでワクワクします!」という生徒もいました。

フランスの思想家  ルソー
「第二の誕生」   著書:『エミール』

私自身の第二の誕生はいつだっただろう…と考えてもイマイチ思い出せません(笑)みなさんはいつでしたか?

私は3年前、新たな「誕生」を経験しました。
3年前に上咽頭ガンがわかり、あらゆる物の見方や考え方が変わり、人生の尊さや有限性が「自分事」としてちゃんと理解しました。

ガンになって良かった!なんてことは無い。けれど、ガンは私に様々な気づきを与えてくれました。
そこから見出した1つの答えとして…

「第二の誕生はアップデートする」

人は様々な経験や体験を通じて、今までの自分の人生観を振り返ることがあります。
そしてそこから何らかの気づきを得ます。
その気づきが自分の人生の戒となり、また新たな誕生をするのです。
だからこそ、スタートラインはいつ引いても良いし、いつ走り出してもいいよ、と生徒達には伝えます。

大きな出来事に直面すると、人は大きく生まれ変わることができます
大きく変わることができる、でも、人はそれを大変と言うかもしれません。
けれど、それは大きな変化を生み出すチャンスだと私は捉えています。
コロナの今がまさにそうです。

こんな風にかっこよく書いていますが…告知された当初は、そんな風には思えませんでした。

時が経ち、「ガンの私」を受け入れることができるようになった今だからこそ、そう思えるようになりました。
ガンを通して、「ちゃんと生きる」ことの大切さを痛感しました。

明確なビジョンが見えてきたら

 

 

だからこそ、「いつまでにこれを成し遂げよう!」と言う明確なビジョンが見えてきました。

 そして、今、このビジョンを達成するために圧倒的に足りないのがスキルと知識です。
このスキルと知識とをどうやって埋めるかなぁって考えた時に、「インターネットで学習する」ということを選択しました。

日本人は世界一勉強しない民族⁈

ある統計によると、日本人は「社会人になって勉強しない民族」 第2位を獲得したらしいです。

迷える子
迷える子

先生、日本人こそ勉強熱心だし勤勉な民族はいませんよ!

Rin
Rin

日本人の考える勉強=受験勉強
机に向かって頭の中に知識を詰め込まれるだけ詰め込んで、テストの時にアウトプットするだけの勉強のことだよ。

迷える子
迷える子

それが勉強ではないのですか?

Rin
Rin

それは勉強ではない。ただの作業だ。
本来の勉強は生きていく術とリンクしているものだ。

みなさんも一度は感じたことがあるでしょう。
「こんなこと勉強して何になるんだろう…」と。教えている教師側の私はしょっちゅう思います。

例えば、歴代中国王朝の成立年・首都・建国者を順序正しく覚えなければセンター試験では対処できません。だから生徒に強要するんです。
「これセンターに出るから覚えて!」って。

でも、「これ覚えさせて何になるんだろう?」って思う自分もいます。
この矛盾に苦しんでいますね、最近…。だからこそ、21世期型教育なんですが!

だからこそ、一番近くにいる大人である教師が「常に学び続ける」姿勢でいたい!と思います。

21世期の学びはオンラインだ!

「どんな人になりたいかな?」「どんな人生を送りたいかな?」となりたい自分が見えてきたとき、圧倒的に足りないものが知識とスキルだと気づいた私。

これからたくさんの知識とスキルを身につけるべくオンライン学習を始めました。小学生〜高校生向けのオンライン教室も結構あります!

例えば…オーダーメイドカリキュラムを提供してくれるIT×ものづくり教室LITALICOワンダー。
ここは、将来活きる力(≠知識)を育てる教室で、テクノロジーを活用したものづくりを通じて、基礎技術力の習得はもちろん、自分で考え形にする経験を大切にしています。私の娘にも良さそうで体験教室に参加しました。

他には、王道だけどやっぱりイイ!進研ゼミです。
コロナの今、学習教材がスマホと連動していて1回約5分の動画ってのも集中力を持続させやすくていいですね。

大人向けにはTOEICのスコア向上や各種資格取得に力を入れているスタディングもおすすめです。

いい教材は至る所にあるもんです。選択するのに迷っちゃう…

まとめ

中学生や高校生の時期は、自分と他人との違いに大きく揺れ動かされる時期です。人間は他人と比べてみて初めて真に自己を理解するからこそ、この時期に自己と向き合うことは大事ですね。

多くの思想家が様々な定義をしています。
例えば、アメリカの社会心理学者ミードは「主我と客我」、フランスの思想家ルソーは「第二の誕生」です。センター倫理には必須キーワードですが、人生においても大事なキーワードだと思います。

みなさんの第二の誕生はいつでしたか?
その誕生を通してどのように変化しましたか?また、今の自分はどうですか?
ぜひ立ち止まって考えてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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